近未来スタイリッシュゴーストエンターテイメント
こないだ始まったと思った幽劇があっという間に終わってしまった、、。
毎日稽古場に筋肉弁当とトマトを持ち込む橘ケンチさん(fromEXILE!vic:味方さん)に感化されて、稽古終わりに揃って焼肉屋へ元気よく足運ぶなどしていたあの男臭いカンパニーに会えなくなる寂しさに夏の終わりを感じます。
とにかく"ギャング"をメインにしているだけあって、
男はこうでなくっちゃかっこつかねーだろ??!!!!!
という勢いを前面に押し出した、いい意味で荒々しくスピーディーな舞台でした。そしていつも誰かが叫んでいる(笑)
キャスト陣もネルケが推していきたい俳優揃いと謳うだけあって皆さんスレンダー!モデル体型!スーツがよく似合う!
メインとなるギャングの4人は、霊界では有名な大物ルーキー。過去に自分たちを殺した王燐コンツェルンの3代目ボスに復讐するため、捨て紙と呼ばれる札を使って様々な策を企てる。そんな最中、霊界で一番強い力を持つ霊が現れ彼が王燐のボスの精神を乗っ取り人間界と霊界を支配しようと目論んでいることを知りーーーーーーー
あらすじだけ言うとザックリこんな感じ。
王燐の手によって不幸に陥れられたギャングたち4人の身内を助けるため、捨て紙を使ってピンチを切り抜くところなどは毎回ギリギリのアドリブで攻めてくるんですけど、それが結構際どかったです(笑) たぶんこれも演出の軸となっている"漢らしさ"に合わせて役者の根性とやらを試していたのかもしれない…
・(超個人的)ベストオブアドリブ賞
~2種類の薬を調合するが失敗して吹き飛ぶ井木(伊万里)のアドリブ~
普段
井木「亜嵐とメンディー、、、!」
シン「それじゃない!」
井木「ジェネレーショーーーン!!」
20日
「健人と勝利、、、!」
「それじゃない!」
「セクシーゾーーーーン!!」
まさかネルケの舞台で、、ジャニネタをぶつけてくるとは、、誰もジャニに関連するキャストいないのに!!と隠し切れない興奮を抑えた瞬間です(笑)
「後悔とどう向き合っていくか?」というテーマが基盤にある幽劇。個人的に後悔というより『漢らしさ』とはなんなのか?ということをフォーカスした舞台だったように思います。
勢いで突っ走っていくこと、誰かのために人肌脱いでみること、信念を貫き通すこと、未練残さず去り際をサッパリ締めること
全部、漢らしさ。
どんなにカッコ悪くてみっともなくても、それが大事だと語っているような物語はテーマとは逆に至ってシンプルで熱かったです。
(余談ですが)ただ、全てを"漢らしさ"で解決できるかといったらそうではなく、当然苦手だな~と思う箇所もところどころありました。
役者の魅力が引き立つように自由な(それこそアドリブとか)表現を追求したことは理解できますが、そこを補正する必要があるかをいちいち確認し検討することが少し蔑ろにされていたような気がします。場数の少ない若い役者さんなんか特に勘違いしてしまいそう、、。観客から笑いを誘えたとしてもこの表現がすべて正解というわけではなことを考察する機会になればいいなと思います。
カンパニーの雰囲気自体はとても大好きでした。
キャスト同士お互いに敬意を持って接しながらも親しみを込めて関わっている仲の良さは見ていて本当に楽しくて、かわいくて、、素敵なカンパニーです!
夏だ!花火だ!幽劇だーーーー!!
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