WBB ミクロワールドファンタジア
虫の舞台ミクファンを観劇してきました。
この舞台の演出を手掛けるのは当時V6の坂本さんと名を連ね光GENJIなどのバックダンサーとして活躍していたジャニーズ事務所所属の佐野大樹さん。そしてその公演の主役を務めるのが大樹さんのご兄弟である同事務所所属の佐野瑞樹さんです。
振り付けは、ジャニーズお馴染みの舞台PLAYZONEやendlessSHOCKなどで知られる屋良朝幸さん。
そして主要キャストの一人には、jrの松田元太くんがいます。
他のキャストも2.5をはじめとする舞台で活躍している注目の若手俳優が名を連ねており、元ジャニヲタであり若手俳優のファンでもある私にとってはもってこいの舞台だったので有無を言わずに新宿へ向かう手段を早々と取り付けました(笑)
2.5舞台にすっかり慣れ親しんでしまったこともあり、会場はどこか上品で厳かな雰囲気が立ち込めているように感じました。佐野さんご兄弟と屋良くんは芸歴が長いこともあって年上のお姉様やマダムと思わしき方々がちらほらと見受けられました。こういう劇場の空間はかなり久々だったので自然と背筋が伸びます。
ディズニーアニメを彷彿とさせる世界観
男が目を覚ますと、そこはミクロの世界。
虫と話せるファンタジックワールドだった――!?
ツキに見放された一人の男が、ある日、地上1センチメートルの世界へ!
多くの危険が待ち受けるなか、彼は自分と同じサイズの働きアリと遭遇する。
これは夢か現実か…。
戸惑いながらも男は"ミッション”を遂行すべく、アリをはじめとした昆虫たちと
交流を深めていく。
だがその世界には、絶体絶命のピンチが迫っていた…。
笑いとアクション満載で送る、ミュージカル風ファンタジック・コメディー!
起承転結にまとめられ、尚且つ簡潔に物語が終わるので置いて行かれることも不安を抱えることもなく爽快に楽しめる舞台でした。
アドリブもところどころに取り入れられていて、会話の中やダンスに流行りのネタを仕込んであったりコメディーが満載で肩を上げてクスクス笑ってしまうほどとてもおもしろかったです。
物語の序盤と終盤にはアニメチックなOPED(映像ではなく)みたいなものがあって、この演出のお蔭でより世界観に引き込まれていく感覚が再現されていたように思います。
ジャジャジャジャーーーン!!「「「「「ミークロワーーーールドファンタジアーーーー!!!!」」」」」
みたいな感じ。めっちゃ高まる。
キャラクターに合わせた細かな動作も役者のこだわりが見えました。見解ですがどことなく役者の性格に近いキャラ設定がされていたようにも思います。原嶋くんで言うとテニミュで演じていた切原赤也みたいな感じ。キャラに近い雰囲気の役者を当てはめることでキャラの自由性を強めて、より魅力的にみせるよう工夫している、そんな風に思いました。
げんげんの外部舞台
3年ほど前に自担と横並びで踊っていたげんげんが今、私の知っている役者さんたちと肩を並べてステージに立っているという事実に感動の波が押し寄せてきてもう大変でした。目をかっぴらき口元をきつく押さえ、行き場のない想いを押し殺すことに必死(笑)
当時はまつくこと松倉海斗くんとシンメになってサイドを固めていたイメージが強かったげんげん。なのでミクロの出演を知ったとき、失礼ながら彼がセンターというイメージがあまり浮かんできませんでした。しかし実際目にした彼はあの頃見たげんげんではなく、3年間で見違えるように輝きが増した松田元太だったのです。洗練されたダンスに堂々とした演技、センターとして立っている意味が言わずとも解るくらい輝いていました。
SHOCKで磨かれたダンスと舞台知識が丁寧に生かされていたような気がします。そんな見違えるように成長を遂げたげんげんも年上の役者さんと絡んだりするときに見せる言動や笑顔、そして芯のある優しい話し方はあの頃のままだったりとほっこりする場面も幾多か見られ、嬉しかったです。
げんげんのソロや佐野さんとの曲のときは屋良くんが憑依したかのような動きで繰り成す見事なダンスに度肝を抜かされました。あれ、これプレゾンなんじゃないか?!と思わせるくらいクオリティ高い動きに開いた口も塞がりません(笑)
「今回ミクロを演出するにあたってジャニーズの子を出演させたいんだけど誰かいない?」と屋良くんに相談した佐野さん。そしてSHOCKで伸びしろを感じ取ったげんげんに声をかけたと言う屋良くん。どこかの頑張りが巡り巡って実を結んだらちゃんと自分の元へ返ってくる、そのことをげんげんは身を以て証明してみせたんだなと思いました。
今回のげんげんのように、経験豊富なjrの子たちにも外部での活躍が巡ってきたらいいなのになと無責任ながらひっそりと思ってしまう元ジャニヲタ。
ジャニーズファンの方がSNSを通じて役者さんのことを知ってくださったり、俳優ファンの方がげんげんを見てジャニーズに興味を持つきっかけになったり、それこそ共演者同士でも良い刺激になったりといいこと尽くめの外部舞台。メリットに準じてジャニーズ内だけに捕らわれないjrの活動がもっともっと定着していく時代になっていったらいいのになと思います。
2.5以外でお見掛けした俳優さんたち
北園 涼 (刀ミュ)
荒木健太朗 (刀ミュ)
原嶋元久(テニミュ)
山﨑晶吾(テニミュ)
2.5舞台でいうとミュージカル刀剣乱舞やテニスの王子様を観ただいたいの方がご存知の俳優さんたちではないでしょうか。わたしは屋良くんが振り付け指導に入ると聞いたときから絶対に行くと心に決めておりました。
北園さんのキャラクターはげんげんの親友役。優し気な雰囲気と客観性に優れた視点で物事を冷静に判断できたりするところなんかすごくご本人に近いな~と思って観ていました。実際WBBの楽屋やカテコでげんげんが懐いているようなのでなんだか嬉しいです。別舞台でもよくキャストに懐かれている印象を受けます(笑)
荒木さんは刀ミュで源義経を演じられていたのですが、そのときの印象と真逆の役だったのでなんだか新鮮でした。刀ミュのときからこの人はなんでもできるタイプの人なんじゃないかと思ってはいたのですが、やはり2.5の他にも数々の舞台で場数を踏んでいらっしゃいました。威厳のある役からおどおどした役までできる引き出しの多さ、そして世界観へ引き込む力強い演技力に毎度驚かされます。
テニミュで演じていた原嶋くんの切原赤也が大好きだったので、いつか別のお仕事も拝見してみたいなと去年からずっと思っていたんです。なので今回お目にかかることができて本当に嬉しかった!案の定やんちゃでお調子者の役がよくハマる原嶋くん。舞台袖へ捌けるときの走り方がちょっとだけテニミュを思わせてかわいかったです(笑) やんちゃそうな見かけに反して実はご本人、なかなかストイックで謙虚。お兄さんにも末っ子にもなれる愛されキャラです。
しょーごくんは5月末までテニミュに出演されていたので個人的には記憶に新しかったですね。前回演じていた役と近しいものを感じました。役の思考を丁寧に読み解き、指先まで細やかさを意識した動作で上品さやマイペースさを表現する繊細はさすがです。今回は頼れるお兄さんがいっぱいいる中でのお仕事ということでテニミュとはまた違った一面を知れた気がしました。今後の活躍がますます楽しみです。
さりげなく公式SNSを添付するという策略(笑)
もうしばらくはジャニ―ズの子が出る生の現場はないかなと思っていたところにこんな私得の舞台に出会えて本当に楽しかったし嬉しかったです!
チケットを取ってくれたり、間違えた会場先から一緒にトライアスロンしてくれたお友だちに感謝です。頭が上がりません。
あ~~~~~エンタメっておもしろい!!